子育てcafe

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幼稚園卒と保育園卒に違いはある?どんな小学生になる?

 入学シーズン到来!

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春も本場、進級・入学の時期がやってきましたね。特にお子さんが小学校に入学されるご家庭では、我が子の新生活に不安や緊張を感じている方も多いのではないでしょうか。

 

小学校では、幼稚園出身の子も保育園出身の子もみんなが集まり生活・勉強していきします。違った環境で育ってきた子どもたちですが、どちらを卒園したかで小学生になってから違いは出てくるのでしょうか。

 

幼稚園卒児と保育園卒児の違い

 

保育園は0歳児の頃から通っている子どももいますよね。また、一日の保育時間も長く、家庭よりも保育園で過ごす時間が長いという場合も多いでしょう。

一方幼稚園は、保育園よりも保育時間が短く家庭で親と過ごす時間が長くなります。また、保育園に比べると勉強的な時間が多く、教育がしっかり行き届いている場合が多いです。

 

このようなことから、一般的に、幼稚園卒児は「きちんと」、保育園卒児は「しっかり」していると言われることが多いようです。

 

幼稚園卒児は、幼稚園でも家庭でも教育を受けてきて、基本的な礼儀作法も身についている子どもが多いため「きちんと」と表現されるようです。決まりごとが守れたり落ち着いた生活態度の子が多いという特徴もあるようです。

保育園児は小さい頃から集団生活を送ることでコミュニケーション能力が養われ、クラスの中心的存在になる子も多いようです。また、仕事で忙しい親に頼らず自分で考え行動していくことで、自立した「しっかり」した子供に育っていくようです。

 

幼稚園にも保育園にもそれぞれ良さがあると思うのですが、保育を目的とした保育園、教育を目的とした幼稚園ということからか、一部では保育園卒児は「落ち着きがない」「教育やしつけがされていない」「荒っぽい」といったイメージを持たれてしまっているようです。 保育園を卒園した人を煽る「ホイ卒」なるネットスラングもあるのだとか。

 

違いはだんだんなくなってくる

 

入学後しばらくは、小学校での過ごし方や授業の受け方などを身に付けていくことになりますし、子どもの順応性や吸収力というのは大人が考える以上に高いものです。入学当初は幼稚園や保育園で培った力が影響し差があるように見えるかもしれませんが、それも時間の経過とともになくなっていくでしょう。

 

子どもたちはもともと備わっている特性もそれぞれ違います。小学校に入学してから感じる違いや差は、結局は子どもの性格やタイプによるところが大きいのではないでしょうか。

 

小学校に入学すると、あの子は幼稚園卒、この子は保育園卒なんていうママ同士の会話が聞かれるかもしれません。しかし、そんなことを気にしているのは大人だけかもしれませんね。 学校生活に慣れようと頑張っている子どもたちのことを、幼稚園卒だから、保育園卒だからと区別するなんていうことを大人がするのは恥ずかしいことですよね。

 

我が家の場合

 

我が家の娘は保育園を卒園しています。

 

娘が年長の頃、母の日に向けて保育園で描いたママの似顔絵がショッピングモールに展示されているということで見にいきました。近隣のいくつかの幼稚園、保育園の児童たちが描いた絵が展示されていたのですが、私はその絵を見て愕然としました。幼稚園の園児たちが描いた絵が、とても上手だったのです。「ママだいすき」といった言葉も書かれていたりと、娘が通う保育園の子たちのものとは明らかに違いがありました。これが幼稚園と保育園の違いなのかと現実をまざまざと見せつけられた感じでした。 

 

(ただ、今思い返してみると、幼稚園児の作品は、先生が「こう描きましょう」と指示したかのような画一的な感じはありましたし、保育園児の作品は自由で独創的といった良さがありました。)

 

絵を見たことで小学校に入学してからのことが心配になりましたが、初めての参観日でしっかり授業を受けている娘を見て安心しました。その後も勉強にもついていけていましたし、心配だった絵も、一年生のうちに他の子と比べても遜色ないくらいの画力になっていました。

 

入学前の環境も多少は関係あるのかもしれませんが、小学校入学後の子どもの成長は結局はその子の努力や性格次第なんだと思います。これからお子さんが小学校入学を迎える皆さんも、あまり心配し過ぎずにお子さんの頑張りや成長を見守ってあげてくださいね。