子育てcafe

妊娠、出産から育児に関することまで、ママたちに役立つ情報を発信していきます。悩みや不安を抱えるママたちが、ホッと一息つけるcafeのような場所になればと思います。

【毒親回顧録】おでこの傷

唯一思い出せる忌まわしい記憶

 昨日のブログで、過去の辛かったことがなかなか思い出せないことを書きましたが、比較的はっきりと思い出せる記憶が一つあります。それは、とても痛くてく辛くて悲しかった虐待の記憶です。

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4歳か5歳の頃だったと思いますが、その日も私は母から怒鳴りつけられていました。そして、私の態度や表情が気にくわなかったのか、母親は鬼のような形相になり、私の後頭部をつかんで障子の木の枠に思いっきり打ち付けたのです。かなりの痛みとクラクラするような感覚を覚えました。おでこからはぽたぽたと血が流れてきており、子ども心に「どうしよう、大変なことになった」というようなことを考えていました。

 

次に思い出せるのは、私が病院で治療を受けている場面です。心配そうにする祖母、そして母親の姿もそこにありました。私は、「この人も来てくれたんだ」とぼんやり考えていました。ただ、一緒に来てくれて嬉しいという気持ちはなく「この人はどんな気持ちでここに来ているんだろう」と子どもらしからぬ冷めた気持ちでいたことを覚えています。

 

おでこに残る傷

今でもおでこには、その時縫った傷痕が残っています。傷は大きく目立つので、おでこはいつも前髪で隠しています。それでもやはり見えてしまうこともあるので、何度か友人に「おでこどうしたの?」と聞かれたこともありますが、その度に濁してきました。

 

忘れたい記憶ではありますが、傷として残っていることで見る度にあの時のことを思い出してしまいます。母親がつけた傷が身体に残っているという事実にも、何度も言いようのない苛立ちや嫌悪感のようなものを感じてきました。しかし、この傷と記憶は今後もずっと消えないでしょうし、割り切って付き合っていくしかないとも考えています。