【毒親回顧録】勉強のこと
頑張っていた勉強
私には秀でた才能も特技もありません。両親に「お前は何もできないダメ人間だ」とレッテルを貼り続けられたせいもあると思いますが、自分には長所なんてないと思っています。
ただ、学生時代、勉強だけは唯一継続して頑張っていました。勉強はやればやるだけ結果がついてくるのでやる気につながりました。勉強を頑張れば両親に褒めてもらえるかもしれない、認めてもらえるかもしれないという淡い期待もあったのだと思います。
しかし、勉強を頑張ってもテストで良い点数をとっても、両親に褒められることなど一度もありませんでした。
私は、地元で二番目に偏差値の高い公立高校に進学しました。兄は一番偏差値の高い高校に進学していたので、ここでもやはり兄と比較され両親からは罵詈雑言を浴びせられました。
実家は田舎なので高校の数も少なく、一番目と二番目の高校にはレベル的にも大きな差がありました。高校に合格しても、両親には祝われるどころか「○○(兄)は□□高校に行ったのに、あんたは何なの！？恥ずかしい！」と同じようなことを何度も言われました。
辛かった高校の試験
高校に入学してからは、定期試験の度に憂鬱な気持ちになりました。試験が嫌というよりも、試験の結果を親に見せるのが嫌だったのです。私は、高校でも自分なりに勉強に力を入れ、試験では常に10番以内の成績をとっていました。
学年で1番になることもありましたが、すると決まって父と母に「ほんとレベルの低いバカ高校だな」と吐き捨てるように言われるのです。10番くらいをとろうものなら「バカ高校でこの成績ってどうしようもないな」とバカにするように言われました。
悔しくて悲しくて、私は勉強を頑張っていい大学に合格して両親を見返したい、そしてこんな家を出て新しい人生を歩んでいきたいと思うようになりました。
