【毒親回顧録】兄との比較
兄のことが好きな両親
私は物心ついた頃からずっと兄と比較されながら育ってきました。両親は仲が悪かったのですが、私よりも兄が可愛いという点では共通の認識を持っていたようです。
両親は、兄のことは名前で呼んでいました。母は君づけ、ちゃんづけで呼ぶこともありました。対して私のことは両親ともに呼び捨てか、お前、あんた、バカ○○と呼んでいました。
○○(兄)は頭も良くて運動もできて性格も良いのに、お前はどうして何もできないんだと何度となく罵られてきました。
兄との関係
実際、兄は成績はトップクラス、運動もけっこうできて生徒会や学級委員を務めたこともある、みんなの輪の中心にいるようなタイプでした。一方私は、引っ込み思案でいかに目立たないようにするかを考えながら学校生活を送るようなタイプでした。
兄とは小学生くらいの頃は、仲が悪いということはなく遊ぶこともありました。時々、両親から私を守ってくれ、嬉しかったのを今でも覚えています。
しかし、成長と共に関りは少なくなり、話をすることもなくなっていきました。 兄は兄で、両親の顔色を窺うようなところがあったので、私と関わることで両親の機嫌を損ねるのは得策ではないと考えていたのかもしれません。