【毒親回顧録】結婚の報告
メールで結婚を報告
夫との結婚が決まったことを、親にはまずメールで伝えました。電話で直接話すのはどうしてもできませんでした。
結婚したい相手がいることをメールで伝えると、母親は「学歴は?身長は?親の仕事は?」と「おめでとう」と言うでもなく、ただ相手のスペックを質問攻めにしてきました。見栄っ張りの母親は、私に愛情などなくても、私の結婚相手はスペックの高い人間でないと許せなかったのでしょう。
両親との対面
結婚のあいさつに夫と私の実家に行った時、そして、両家の顔合わせの時、両親はいたって普通の親を装っていました。しかし、ぼろは出てしまうもので言葉の端々から私を小ばかにし嫌う感情が漏れていました。そんな両親に、夫と夫の両親は何かを感じ取ってくれたようで、「そんな風に言わなくても・・・。こんな素敵なお嬢さんなのに。」とフォローしてくれました。
顔合わせから数日後、夫の親戚たちと食事をした時、夫の両親が「これからは私たちのことを本当の両親、家族と思っていいからね。」と言って下さり、思わず涙があふれてしまいました。
間違いメール
結婚の報告をした後、母親から一通のメールが届きました。メールには、「あの子結婚するらしいよ」という言葉と共に私の夫のスペックが書き出されていました。そして、いい大学は出てるけど大した仕事はしてないから貧乏暮らしだろうね、どうせすぐ捨てられるよ、と私と私の夫を貶す内容が綴られていました。
母親はどうやら兄へ送ろうと思ったメールを私に誤送信したようです。こういった誤送信はそれまでにも何度かあったので、気にしないようにしました。もしかしたら、誤送信を装ったメールをわざと送っていたのかもしれませんが・・・。とにかく、私のいないところでも、誰かに私のことをを悪く言わないと気が済まない母親に心底嫌気がさしました。