【毒親回顧録】メールが嫌い

両親とのメール

両親との連絡は、基本的にメールで行っています。直接話すのは嫌なので、電話はしません。メールでのやりとりは年に数回ですが、その数回さえも私には苦痛です。

ふと思い出したメールの内容として、兄の結婚が決まった時のものがあります。当時、私は出産直後だったため、兄の海外での挙式への参加を迷っていました。兄にその旨を伝えたところ、母から「あんたもあんたの子供も○○家の人間じゃないから来なくてけっこう。邪魔しないでくれ。」といった内容のメールが届きました。少なからずショックを受けましたが、「あぁ、自分は○○家の人間じゃないんだ！嬉しい！」とも思ってしまった私は、どこか普通の人の感覚とは違うのかもしれませんね。

メールはすぐに消去 

親からのメールは、たいてい私への嫌味や悪口なので、最後まで読まずに消去することもあります。私は、送信受信共に、親とのメールは全て消去しています。自分のスマートフォンに親とのメールが残っているのがたまらなく気持ち悪いのです。とにかく両親を感じさせるものがスマートフォンに入っているのが嫌なので、親の連絡先も、親の名前では登録していません。

携帯電話を破壊

何年も前の話ですが、母親からメールが来て思わず携帯電話を床に投げつけてしまったことがありました。母親からのメールというだけで身体中がぞわぞわするような嫌悪感を覚え、母親からのメールが届いた携帯電話自体も汚く感じてしまったのです。携帯電話の画面が割れてしまったので、その後代替機を使っていたのですが、運悪くその代替機にも母親からのメールが届きました。あろうことか私は、また携帯電話を投げてしまったのです。代替機の画面も割れ、弁償をすることになりました。

二回連続で携帯電話を壊してしまったことでかなり自己嫌悪に陥りました。携帯ショップの方に迷惑をかけてしまいましたし、無駄な出費にもなりました。そして、物にあたってしまったという事実に、つくづく自分が嫌になりました。

私はそれまであまり物にあたるということはしたことがなかったのですが、携帯電話を壊してしまったことで、自分にも両親のような暴力的で荒々しい一面があるのだと思い知らされた感じがしました。