子育てcafe

妊娠、出産から育児に関することまで、ママたちに役立つ情報を発信していきます。悩みや不安を抱えるママたちが、ホッと一息つけるcafeのような場所になればと思います。

【毒親回顧録】人との距離感

友達作りが苦手

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私は、幼い頃人との距離感の縮め方が分かりませんでした。

 

幸いなことに、私は周りの人には恵まれてきたと思います。「両親以外は」ですが。引っ込み思案な私は、イジメに遭っていても不思議ではなかったと思います。しかし、声をかけてくれる友人たちに救われ、「ぼっち」になることはありませんでした。

 

ただ、自分から話しかけたり誘ったりということはほとんどしたことがありません。相手に嫌がられたり迷惑をかけてしまったりしたらどうしようという気持ちが常にありました。また、親に愛されていない私が他人に愛されるわけがないという思いが、他人との距離を縮めるのをためらわせました。

 

年を重ねるごとに、少しずつ他人との距離感の縮め方は分かるようにはなってきました。大学時代に親友と呼べるような人たちに出会えたことも、人との付き合い方に対する考え方を変えるきっかけになったと思います。それまでは友達になっても壁を作ってしまうところがありましたが、人と深く付き合うことも良いことだと思えるようになりました。

 

義両親との距離感

結婚し、義理の両親との付き合いが始まるとかなり戸惑いを覚えました。どれくらいの距離感をもって接すれば良いのか全く分かりませんでした。

 

しかし義両親はとても良い人で、そんな私にもたくさん話しかけてくれ、自然に「家族」として溶け込めるようにしてくれました。食事や旅行にも誘ってくれますし、地震や台風の時には「大丈夫?」と電話やメールをくれます。誕生日にも毎年お祝いの言葉とプレゼントを贈ってくれます。

 

子ども時代に両親と経験してくるはずだったことを義両親とすることで、幸せな親子関係を体感することができています。

 

「両親」という立場の人に自分から話題をふったり、一緒に笑いながら食事したりしていると、今でも時々不思議な感覚に襲われることがあります。私を家族として受け入れてくれた義両親には感謝の気持ちを忘れずに、今の関係を大切にしていきたいと思います。