子育てcafe

妊娠、出産から育児に関することまで、ママたちに役立つ情報を発信していきます。悩みや不安を抱えるママたちが、ホッと一息つけるcafeのような場所になればと思います。

【毒親回顧録】家族で食宅を囲むこと

※これまでのブログのテイストと変わってしまいますが、自分の気持ちを整理するために書いています。

食事は家族バラバラ

「温かい家族」とはどのようなものか考えようとすると、家族みんなが他愛もない話をしながら楽しく食事をする光景が思い浮かびます。残念ながら、実家の家族とはそのような「家族で楽しく食卓を囲む」ということはした記憶がありません。

 

食事の形態は家族バラバラ、もしくは私だけがはぶかれた状態がほとんどでした。時々、両親のどちらかと食べる機会があっても、無言もしくは罵声を浴びせられる、そんな食事時間でしたので、食事が楽しいと思ったことはありませんでした。

 

友達の家でカルチャーショックを受ける

小学一年生の時に、友達の家で食事をごちそうになったことがありました。テーブルいっぱいに料理が並べられ、友達の家族全員が集まり「いただきます」で同時に食事を始める。そして食事中も楽しく会話をする。こんなに楽しく美味しい食事は初めてでした。

 

私は、私というお客さんが来ているから料理をいっぱい作ってくれてみんなでもてなしてくれているんだ、と子ども心に思っていました。しかし、あの時の食事が「普通の家庭での食事風景」であり、自分の家が異常であるのだと年を重ねるごとに気が付いていくのです。

 

アニメの世界が羨ましい

ちびまる子ちゃん」や「サザエさん」でよく描かれている食事風景も、幼い頃はアニメの中の世界だから、あんなに会話をしながら食事しているのだと思っていました。「ちびまる子ちゃん」のさくら家や「サザエさん」の磯野家は私にとっては理想の家族です。怒られたりケンカをしたりしながらも、家族同士が大切に想い合っていて羨ましく感じていました。

 

家族で食卓を囲むことができました

夫と結婚し、娘が生まれ、ようやく家族で楽しく食卓を囲むという夢が叶いました。私の作ったご飯を食べて、夫や娘が「美味しい」と言ってくれる。こんなに幸せなことはありません。

 

過去のことを思い出すと辛くなりますが、今目の前にある幸せを大切にしたいと心から思います。