放任・放置された子どもはどう育つ?過保護・過干渉は?
子育ての方針
各家庭で子どもの育て方の方針は違うものですが、このようなニュース記事を目にしたので、今回は子育てにおいての「放任」「放置」さらには「過保護・過干渉」について考えてみたいと思います。
放任と放置は違う?
記事の中では、放任の子育てと放置の子育てはこのように定義されていました。
放任主義の子育ては、「子どもに生きていく上で必要な規範の遵守や躾がなされた上で、子どもを信頼して、子どもの自主性に任せること」。
放置の子育ては、「社会の中で生きていく上での基本的なことを教えず、子どもに無関心であること」といえるでしょう。
放任主義と放置の子育てに、 親が子どもに関心を持ちしっかり躾をしているかどうかが大きな違いになるようです。
放任主義で育った子どもはどうなる?
親の「放任主義」のもとで育った子どもは、好奇心旺盛で主体性のある性格に育つことが多いようです。親から躾をされ、愛や信頼もしっかり感じられているからこそ、安心して自分の好きなことに挑戦していけるんですね。自ら考え、自分の行動に責任を持つようにもなるので、個性も伸ばせますし自立心を養うこともできます。
放置された子どもはどう育つ?
対して「放置」されて育った子どもは、親からの愛情を感じられず自己肯定感が低くなる傾向にあるようです。
また、親から放置されて育つと、気を引きたいがために大人に躊躇いなく話かけたり関わっていったりする子どもになることも多いようです。一見人懐っこく感じられますが、度が過ぎると、近年話題になっている「放置子」のように他人に迷惑をかけることにもなりかねません。
このように、人との距離感が分からず人間関係でトラブルを起こしてしまったり、感情のコントロールが上手く出来なくなったりする場合も多いようで、「放置」が人格形成に大きな影響を与えることは間違いありません。
過保護・過干渉のもとではどう育つ?
放任や放置と真逆の育て方「過保護・過干渉」。親から大切に育てられているようにも見える過保護や過干渉ですが、やはり度が過ぎると子どもの人格形成に悪影響を与えてしまいます。
何でも親が決め口や手を出してしまうので、子どもの主体性や積極性がなくなってしまいます。また、自分の感情がうまく出せずに常に人の顔色をうかがう子どもになってしまうようです。結果、自己肯定感が低く自信を持てない性格になっていく傾向にあるようです。過保護や過干渉は親自身が自覚せずそうなってしまっている場合が多いのも大きな問題です。
私の場合
私自身は、自分の子どもに自立した人間になってほしいと願っているので、ある程度「放任主義」であると思っています。ただ、「放任主義」はなかなか難しいとも感じています。ダメなことはダメと厳しく躾することも必要ですし、子どもを一人の人間として信頼し尊重することも大切になってきます。
私が家事や仕事が忙しい時は「放置」状態になってしまっていることも自覚しています。寂しい思いをさせているんじゃないか、私の育児は間違っているんじゃないかと不安になることもあります。
今回記事を書いてみて、改めて、子どもの将来を考えて育て方を見つめ直してみたいと思いました。子どもとしっかり対話し、向き合っていこうと思います。読者のみなさんにとっても、子育てについて改めて考えてみるきっかけになれば幸いです。