【私立大】大学費用ってどれくらいかかるの?平均は?親にできることとは【国立大】
大学進学率は50%越え
高校卒業後、半数以上の人たちは四年制大学に進学しています。大学への進学という選択肢が一般的になってきている現代ですが、そこで親として心配になってくるのが費用のことではないでしょうか。
私立大の平均授業料
私立大学の平均授業料は8年連続で過去最高を更新し、90万4,146円に!
大学は、入学時に入学金や施設設備費なども支払わなければならないので、初年度納入額の平均は133万6,033円とかなりの高額になります。
平均授業料を系統別に見てみると、文系が約78万5千円、理系が約110万5千円と、やはり理系の学費は高くなっています。
医歯科系にいたっては、なんと約286万7千円にもなるそうです!
国立大の授業料
国が定めた国立大の授業料の標準は53万5千円。私大文系と比べるとそこまで大きな差はないようにも思えますが、四年間と考えると、やはり国立大の授業料の安さは魅力的に感じるのではないでしょうか。
授業料だけではない!大学進学には他にも費用が
予備校の費用
大学受験に向けて予備校に通う生徒も多いと思いますが、予備校にもかなりの費用が必要になります。どこの予備校に通うか、どういったコースを選択するかなどでも変わってきますが、予備校の費用は一年間で100万円程度かかると言われています。
受験料
国公立大の2次試験の受験料は1校につき 17,000円、私立大の一般入試は1校につき 約35,000円かかります。通常は併願校も含めて何校か受験する場合がほとんどなので、受験料だけで30万程かかることも珍しくありません。遠方からの受験の場合は交通費や宿泊費も必要になってきます。
実家を離れる場合は仕送りも
大学進学を機に一人暮らしをする場合、親にとっては仕送りも大きな負担となります。仮に月10万円仕送りする場合、10万円×12ヶ月×4年=480万円と気の遠くなるような金額になります。
親にできること
中学受験や高校受験と違い、大学受験は、勉強から予備校や受験校の選定まで子どもが一人で完結させてしまうことがほとんどでしょう。親ができることは、子どもの頑張りをそっと見守ること、そして、金銭面での援助なのではないでしょうか。
金銭的な理由で大学進学を諦める家庭も少なくありませんが、親としては、子どもが決めた進路をできる限り応援してあげたいですよね。ですから、大学進学を希望した時の為に、子どもが小さいうちから教育費を貯めていく必要があります。比較的教育費がかからない小学生の間に貯金に力を入れると良いという意見もあります。学資保険への加入もおすすめです。
制度も利用して
大学生の半数は奨学金を利用しているというデータもありますし、2020年4月からは大学無償化の制度もスタートします。大学無償化の制度は年収380万円以下の家庭が対象となり、年収に応じて授業料が減免になったり、返済不要の奨学金が給付されたりします。これらの制度を利用すれば親の負担もかなり減ると思いますので、情報をこまめにチェックしていきましょう。
2020年、センター試験が終了したり大学無償化がスタートしたりと大学受験や進学において大きな変化が起きています。今後も制度が変わっていく可能性もありますが、最大限バックアップできるように私もコツコツ頑張っていきたいと思います!