【毒親回顧録】許せなかった母の行動
身も心もボロボロに
前回からの続きです。
里帰り出産が辛くて仕方がなかった私。夫にメールで弱音を吐くこともたくさんありました。「こんな家にいたらもうダメになる。帰りたい。」と何度もメールを送りました。夫は「何もできなくてごめんね。一ヶ月検診が終わったら迎えに行くから。」と言ってくれましたが、私は毎日暗闇の中にいるような気持ちでした。
ストレスが溜まり過ぎたのか、数日間謎の湿疹も身体中に出てしまいました。育児はそこまで辛くはありませんでしたが、とにかく両親のことで身も心もボロボロになっていました。
ミルク事件
当然両親が赤ちゃんを見てくれることなんてないので、シャワーも赤ちゃんが寝ている時を見計らってさっと浴びるようにしていました。事件は私がそのシャワーを浴びている時に起こりました。なんと母は、その一瞬のすきを狙って私が念のために買っておいたミルクを子供にあげようとしていたのです。私が戻ってきたときには、哺乳瓶を赤ちゃんの口にくわえさせているところでした。
私はカッと頭に血が上りました。「やめてよ!」と言うと、母は「あんたの母乳がまずいから子供が泣いてばっかで寝ないんじゃないの!?ミルクにすれば少しは静かに寝るでしょ!?うるさくされてこっちも迷惑してんの!」とまくしたててきました。
そして私の静止を振り切って無理やり赤ちゃんにミルクを飲ませました。しかし、赤ちゃんはすぐにゴホゴホッとミルクを吐き出してしまいました。母は、泣いてばかりの赤ちゃんにイラ立ち、ミルクを飲ませることを思いつき計画的に動いたようです。一応ミルクは冷まされていたのが不幸中の幸いでした。
「早く帰りたい」そればかり考えていましたが、このことがあってから、私は母親なんだからしっかりしなきゃ、この子は私が守らなきゃと気持ちを奮い立たせて毎日を過ごすようになりました。
そして、一ヶ月を乗り越え一ヶ月検診も無事に終えることができました。待ちに待った自宅に戻る日がやってきたのです。