【毒親回顧録】里帰り出産
義母の提案
義両親に妊娠を報告するととても喜んでくれました。義母は「お腹さわっていい?」とニコニコしながら私の膨らみかけたお腹をさすり、私の体調のことも心配してくれました。
そして、「里帰りしてお母さんたちにお世話してもらいながら出産したらいいわよ。」と言ってきました。義両親は、私と両親の関係があまりよくないことを知っています。しかし、私が両親に酷いことをされてきたということは知らないのです。私が里帰りはしないかもしれないと伝えると、「それは絶対ダメ!産前産後は本当に大変だから里帰りはしないと!」と説得されました。
その後、義母は私の実家に「○○さん(私)のことよろしくお願いします。」と電話で里帰り出産のことを伝えてくれました。義両親が関わるとなると、私も里帰り出産をせざるを得なくなりました。それは両親も同じで、嫌々ながら私の里帰り出産を受け入れることになったのです。
お互い嫌々ながら始まった里帰り
母からは「本当はあんたに来てほしくないけど仕方なく了承した。子どもなんて勝手に産め。あんたの世話は最低限のことしかしないから。面倒くさくてたまらない。またあんたが家にいる生活が始まるかと思うとうんざりする。」といったような内容のメールが送られてきました。
里帰りの日が近づくにつれ、私はどうしても実家に行きたくないという気持ちが出てきてしまい、予定よりも数日遅れて実家に帰りました。里帰り先の病院での検診予定日前日くらいだったと思います。
お腹が大きくなった私を見た母は、気持ちが悪いものを見るかのような目をしていました。ここから、私にとっては地獄のような日々が始まったのです。