【毒親回顧録】コロナ禍で思い出した田舎のこと
田舎の雰囲気が苦手
毒親の話からは少しそれますが、私が18歳まで毒親と過ごした実家の話になります。
実家はかなりの田舎にありました。この写真のように、周りは家と田んぼ、畑だけ。商業施設などに行くには車がないと生活できないような場所です。
私は、この田舎暮らしも嫌でした。自然が多いのは良いのですが、田舎独特の閉鎖的、排他的な雰囲気が苦手でした。
田舎は近所付き合いが密で「寄り合い」や「子ども会」といった集まりも頻繁にあります。田舎は大らかで優しい人が多いというイメージを持たれがちですが、私の実家がある地域はそんなことはありませんでした。集まりの度に、大人たちがその場にいない人の噂話、悪口を言い合うのです。新しく引っ越してきた人なんかは、あることないこと散々言われていました。人の悪口を言い、よそ者を排除することで結束力を高めているかのようでした。
もちろん、私の両親程の暴言を吐く人はいません。しかし、人が集まると当然のように他人の噂話が始まるその感じにうんざりしていました。
コロナ禍での田舎の人たち
コロナ禍において、田舎の人たちの言動が問題視されることもあるようです。田舎に帰省してきた人たちや、感染が確認された人たちへの暴言や酷い対応などはニュースで見聞きし唖然としてしまいます。しかし、実家の地域の人たちの陰湿さを考えると、こういう田舎や地方ってやっぱり多いんだなと妙に納得してしまう部分もあるのです。
もちろん、田舎にも良い地域はたくさんありますし、良い人もたくさんいます。その方が多いと信じたいです。しかし、実家に限らず田舎暮らしは二度としたくないと思ってしまう自分がいます。あくまでも私個人の意見ですので、そんな陰湿な人が多い地域もあるんだな、くらいに捉えてもらえれば幸いです。