【毒親回顧録】起立性調節障害
体調不良の毎日
小学校4年生の時、体調が思わしくない日々が続いていた時期がありました。頭痛や微熱、めまい、倦怠感などが主な症状です。
学校を休むこともありましたが、母に嫌な顔をされるので、私は身体が辛くても無理をして学校に行くようになります。しかし、学校に着いてすぐ保健室のお世話になることも多くなり、ついに学校から家に連絡がいきました。
担任の先生は、体調不良が続く私を心配して一度病院で検査することを親に進めてくました。電話を受けた母は、電話口では私を気にかける親を演じていましたが、電話を切ると大きなため息をつき、「あーめんどくさっ」と言い放ちます。電話を盗み聞いていた私にも腹がたったようで、「なんであんたのために病院なんか行かなきゃいけないの!これ以上迷惑かけないで!」というようなことをグチグチ言われました。
祖母と病院へ
外面は良い母だったので、学校から言われたらさすがに病院には行かないといけないと思ったようです。ただ、母親は自分が病院に行くことは拒否し、祖母(母の母)に私を病院に連れていくように頼んだのです。頼むと言ってもお願いする感じではなく、祖母が連れていくのが当たり前というようなものの言い方でした。
田舎だったので家の近くに大きな病院はなく、車の運転もできない祖母は、タクシーで30分ほどの病院に私を連れていってくれました。問診と簡単な検査の結果、私は「起立性調節障害」だと診断されます。