【毒親回顧録】言葉の暴力
数々の言葉の暴力
暴力を受けることはとても辛いことです。
また、言葉の暴力というのも心をえぐる程の威力を持っています。
両親からは、多くの言葉の暴力を受けてきました。「ばか」や「クズ」などの暴言はけっこう我慢できました。しかし、「死ね」「産まなきゃよかった」といった、存在を否定するような言葉は耐え難いものがありました。
私だって産んでなんて頼んでない、親を選べるならあなた達の元には産まれてこなかった、と何度も思いました。
両親は私に暴言を浴びせるのが日課のようになっていました。私は普段は両親の目につかないようにひっそりと生活していましたが、私を見つけると両親はストレスを発散するかのように汚い言葉を次から次へと投げつけてきました。恐怖に怯える私の反応を楽しんでいるというのもあったのかもしれません。
苦手な声
父親は怒鳴りつけるように、母親はヒステリックに叫ぶように私に暴言を浴びせてきました。今でもその声を思い出すと恐怖心がよみがえります。見ず知らずの他人の怒鳴り声やヒステリックな声にも過剰に反応し、心臓がバクバクしてしまうこともあります。
現在、娘を叱る時、ついヒートアップしてしまうことがあります。そんな時、私の口調や声が母親に似ているような気がして怖くなることがあります。もちろん、両親のように暴言を吐くことはありませんが、両親の血が流れていることを実感し自分自身が汚く思えてしまうのです。