【毒親回顧録】甘え方が分からない
人にお願いができない
親に甘えられなかった私は、いまだに人に対する甘え方が分かりません。友人や恋人にも甘えることができませんでした。
小学生くらいの頃は、「一緒に遊ぼう」と友達を誘ったり、「この荷物持ってて」とお願いしたりすることさえできませんでした。大人になった現在も、人にお願いすることが苦手です。
1人で抱え込み解決してしまおうとする私は、「もっと周りに甘えてもいいんだよ」と言われることもあります。ただ、「甘えるってどうやって?」と考え込んでしまいます。相手に嫌な思いをさせるかもしれない、拒否されるかもしれないと想像すると、簡単なお願いもできなくなってしまうのです。
ボディタッチも苦手
女の子の友人同士でも、手をつないできたり腕を絡めてきたり、ハグしてきたりする人っていますよね。親とのスキンシップがなかった私にとっては、そういうことをされるとカルチャーショックのような感覚を覚えました。
ただ、そういうことをされても、ためらいはしつつも「嫌われてはいないんだな」と感じることができたので不快ではありませんでした。親とスキンシップをとりたくさん愛された結果、こういったコミュニケーション能力の高い好かれる人間が育つんだろうなと思います。
私はというと、大学時代に友人たちとボーリングに行った時にハイタッチするのさえためらってしまう程だったので、友人や恋人にも自分から触れるなんてできませんでした。
夫に出会って改善した?
夫には少しだけ甘えることができていると思います。ただ、まだまだ甘え方はぎこちなく下手です。
夫は、私が初めて自分をさらけ出すことのできた人です。夫が素の自分を拒否せず認めてくれることによって、甘えても大丈夫なんだと思えるようになりました。こんな私を受け入れてくれている夫には感謝しかありません。