子育てcafe

妊娠、出産から育児に関することまで、ママたちに役立つ情報を発信していきます。悩みや不安を抱えるママたちが、ホッと一息つけるcafeのような場所になればと思います。

産後クライシスで離婚危機も!?原因と対策は?

産後クライシスとは

f:id:n_mas:20200411181313j:plain

 

 
「産後クライシス」という言葉をご存じですか?産後クライシスとは、出産後2年以内に夫婦の愛情が急激に冷める現象のことで、NHKの「あさイチ」内で取り上げられたことによって話題となりました。産後クライシスに陥る女性は多く、離婚原因の一つにもなりうることから軽視できない問題となっています。厚生労働省の調査によると、母子家庭になった時の子供の年齢は0~2歳が最も多く、全体の約3分の1を占めているそうです。

 

産後クライシスの原因は?

産後クライシスは以下のようなことから引き起こされると考えられています。

1.産後のホルモンバランスの乱れ

産後の女性は、ホルモンバランスの乱れによって精神的にも不安定になりがちです。ちょっとしたことでイライラしたり悲しくなったり、感情的になって夫にあたってしまうこもあるでしょう。

 

2.育児疲れ

育児は想像以上に体力を使います。いくら赤ちゃんが可愛くても育児によって疲れやストレスが溜まり、精神的にも一杯いっぱいになってしまうこともあります。そうすると夫に優しく接することができなくなっていってしまいます。

 

3.夫の育児・家事への不参加

妻が心身共に辛い中育児や家事をしているのに、夫は全く育児をしてくれない・・・。こういう状態が続くと、どうしてこの人は何もしてくれないんだろう、と夫に対する不信感や嫌悪感が募っていきます。

 

4.夫の理解不足

夫が、妻の体調や気持ちの変化、育児の大変さを理解できていないと夫婦関係は悪化していきます。「どうして妻はこんなに毎日イライラしているんだ」「自分も仕事を頑張っているのに」「毎日家で子どもの相手しているだけなのに何が大変なんだ?」といった気持ちを持っているようだと、お互いに愛情が冷めていってしまうでしょう。

 

5.コミュニケーション不足

育児や家事で忙しい妻に仕事で忙しい夫。お互いが多忙を極める中、コミュケーションが不足してしまう夫婦は多いようです。夫が仕事から帰ってくる頃には、妻は疲れて子供と一緒に寝てしまっている、というともありますよね。育児の悩みや自分の想いを夫に伝えられないまますれ違いが続くことで、夫婦の間の溝が深まってしまいます。

 

6.ライフスタイルの変化

出産を機に女性の生活は一変します。何でも子ども中心の生活となり、トイレに行くのすら一苦労なんていう時もあります。ライフスタイルの急激な変化に気持ちがついていかなくなってしまう女性も多いでしょう。一方夫は、ほぼ変わらない生活を送ることができます。仕事にやりがいを感じていた女性にとっては、変わらずに仕事中心の生活を送っている夫が羨ましく感じてしまうこともあるかもしれません。

 

産後クライシスの対処法は?

産後クライシスに陥っていると感じた時は、以下のことを実行してみて下さい。

1.夫婦の話し合いの場を持つ

どんなに忙しくても、必ず夫婦で話し合いをするようにしましょう。お互いがどんなことを考え、どんな風に辛いのか話をしてみないと分からないこともあります。その中で、夫は産後クライシスの実情や育児の大変さを理解できるように努力することが大切です。

 

2.協力し合いながら育児を行う

「ワンオペ育児」という言葉もありますが、育児は本来夫婦二人で協力し合うべきものであり、女性一人で行うのはとても大変なことです。男性も父親としての自覚を持ち、自分ができることだけでも率先して行う習慣をつけていきましょう。夫が育児に少しでも協力してくれるだけで妻の心は救われるものです。

 

3.お互いをねぎらう

妻が育児や家事をしてくれること、夫が仕事をしてくれることを当たり前のことだと思わずに、常に感謝の気持ちを忘れないようにしましょう。夫が育児に協力してくれた時には、たくさんねぎらいの言葉をかけてあげて下さい。夫も優しい気持ちになれますし、育児へのやる気も出てくるかもしれません。

また、「同僚の奥さんは一人で育児も家事もこなしているのに」「友達の旦那さんはイクメンなのに」と誰かと比べるのもやめましょう。相手が、自分のできる範囲で頑張ってやってくれていることに対して、素直に「ありがとう、助かるよ!」と言えるようになると、夫婦関係は良い方向に進んでいくでしょう。

 

4.他人の助けを借りる

育児が大変な時は、他人の助けも借りてみて下さい。親や友人、ベビーシッターなど、誰かの手を借りることは悪いことではありません。赤ちゃんを見てもらっている間、身体をゆっくり休めたり、夫婦ででかけてみたりしましょう。自分の不調を認め少しの間育児から離れてみるのは、結果的に、赤ちゃんのためにも夫婦のためにも良いことと言えるでしょう。

 

 

個人差はありますが、産後クライシスは、女性のホルモンバランスや体調が回復すると改善することが多いようです。お互いに理解し合うこと、思いやりと感謝の気持ちを持つことを忘れずに、夫婦でクライシスを乗り越えていきましょう!

 

 《こちらもあわせてお読み下さい》

www.kosodatecafe.com

 

 

www.kosodatecafe.com

 

 

www.kosodatecafe.com