続く品薄状態。布マスクの効果は？消毒液は台所用洗剤で代用を！

布マスクに効果はない？

新型コロナウイルスの感染拡大によりマスクの品薄状態が続いています。布マスクの全戸配布も始まりますが、布マスクの感染防止効果はどの程度あるのでしょうか？

米イリノイ大の研究者らは、布マスクは感染を防ぐ効果は低いという見解を示しているようです。

布マスクはフィルターとしての機能が弱く、新型コロナウイルス感染を防ぐ効果は低いとする見解を、感染防御などが専門の米イリノイ大の研究者らが11日までに公表した。

 米国立労働安全衛生研究所の実験によると、微粒子に対するフィルター効果は、医療現場などで使うN95マスクが95％以上。タオルが40％前後、スカーフが10～20％程度、布マスクは10～30％程度だった。

WHO（世界保健機関）も、布マスク使用について「いかなる状況においても勧めない」と助言しているとのこと。

 厚生労働省は、布製マスクの効果について、

 布製マスクは、せきやくしゃみなどの飛散を防ぐ効果があることや、手指を口や鼻に触れるのを防ぐことから、感染拡大の防止に一定の効果があると考えています。
また、マスクを着用し、喉・鼻などの呼吸器を湿潤とすることで風邪等に罹患しにくくなる効果もあります。
さらに、洗濯することで繰り返し利用することができるため、店頭でマスクが手に入らないことに対する国民の不安の解消や、増加しているマスク需要の抑制という観点からも、有効と考えています。

 と回答しています。

布マスクは、感染を防止するためには高い効果は期待はできないようですね。しかし、罹患している人がつけることでウイルスの飛散を防ぐという効果は期待できそうです。

また、洗って再利用できるというのも利点ですね。「マスクが手に入らない」「マスクがないから外出できない」「マスクをしていないと周りの目も気になる」といった不安も解消できそうです。

アルコール消毒液不足には界面活性剤で対応を

マスクだけでなく、アルコール消毒液もなかなか手に入らない状態が続いていますね。

NHKの「あさイチ」において、消毒液に関するタメになる情報が紹介されていました。それは、石けんや台所用洗剤などに含まれている界面活性剤が、アルコールと同じ効果が期待できるというもの。ぬるま湯に台所用合成洗剤を加えて消毒液を作ることもできます。

他にも、「あさイチ」のサイトにコロナに関する様々な情報が分かりやすくまとめられていたのでシェア致します。

日本国内だけ見ても感染者は日々増えており、終息がいつになるのか、先が全く見通せない状態です。マスクや消毒液などの品薄状態も続き、不安やストレスも溜まってきていることと思います。しかし、こんな時だからこそ冷静にどう対応していけば良いのか見極めていきたいですね。ネットやチェーンメールなどでもいろいろな情報が出回っていますが、正しい情報を選択していけるようにしましょう！