【毒親回顧録】久しぶりの再会
手術をすることに
前回からの続きです。
腎臓の病気で入退院を繰り返していた私。新卒で入社した会社も、数日から数週間行ってはまた入院という状態になってしまっていました。
そして、再発の原因を把握するためにいくつもの検査をした結果、手術をすることになってしまいました。お医者さんに、手術のことを伝えるために家族を呼ぶように言われます。私は成人もしているし家族への説明は要らないと言ったのですが、家族には説明を聞いてもらった方が良いと説得されました。私にとって「家族」は「家族」でないんだけどな・・・と思いました。
久しぶりに会った母
私は仕方なく母に連絡し来てもらうことにしました。母はこの時も心配するでもなく散々悪態をついてきました。
病院で説明を聞く母は、神妙な面持ちで娘を心配する親を演じ切っていました。しかし、病室に一緒についてきた母はイライラを抑えきれなくなったのか罵詈雑言を浴びせてきました。といっても病院なので実家にいた頃のようなヒステリックな金切り声は出せず、かなりの小声でした。
「大学まで出してやったのにまともに仕事もせずになんなの!?恥ずかしい!あんたにいくら金使えばいいの!?いい加減にしてよ!あんたの病気なんてしったこっちゃない!」と小声ながらまくし立ててきました。
久しぶりに会った母は、やはり私を嫌な気持ちにさせました。