子育てcafe

妊娠、出産から育児に関することまで、ママたちに役立つ情報を発信していきます。悩みや不安を抱えるママたちが、ホッと一息つけるcafeのような場所になればと思います。

「指しゃぶり」はいつやめさせる?歯並びへの影響は?

指しゃぶりは胎児の頃から始まっている!

f:id:n_mas:20200418160212j:plain

 

 

どんな赤ちゃんでも一度は指しゃぶりをしたことがあるのではないでしょうか。実は、お腹の中にいる時から指しゃぶりを始めている赤ちゃんもいます。指を吸うことでおっぱいを吸う練習をしているのだとか。

 

指しゃぶりは赤ちゃんらしい仕草で微笑ましくも感じることと思いますが、成長しても指しゃぶりがなかなか止められないと親としては心配にもなってしまいますよね。今回は、指しゃぶりの原因や影響、対策についてまとめてみたいと思います。

 

指しゃぶりの原因

1.眠気

赤ちゃんはママのおっぱいを飲むことで、安心してそのまま入眠することができます。指しゃぶりはおっぱいを飲んでいる時と同じような安らぎを感じられるため、赤ちゃんは眠くなるとよく指を吸うんですね。

2.寂しさ

子どもにとって指しゃぶりは精神安定剤のような役割も果たしています。指をしゃぶることで心を落ち着かせ寂しさを埋めているのです。指しゃぶりを頻繁にする子どもは寂しさやストレスを感じている場合もあります。注意してみてあげましょう。

3.退屈しのぎ

子どもは退屈しのぎのために無意識のうちに指しゃぶりをしている時もあります。指は子どもにとって一番身近にある遊び道具になっているんですね。

4.歯がゆさ

乳歯が生え始めると、歯茎がムズムズするような歯がゆさを感じるようになります。歯がゆさ解消のために指しゃぶりをする赤ちゃんもいるようです。

 

指しゃぶりの影響

1.歯並びやかみ合わせが悪くなる

長時間指しゃぶりを続けていると、歯並びやかみ合わせに影響が出てきてしまいます。このことを気にして指しゃぶりをやめさせたいと考えている親御さんも多いでしょう。具体的には、出っ歯になったり、口を閉じたときに前歯が上下に接触できない「開咬症」という状態になったりしてしまいます。更に悪化すると奥歯のかみ合わせにも悪影響を及ぼしてしまうようです。かみ合わせの悪さは、食事中にくちゃくちゃと不快な音を出す原因にもなってしまいます。

 

2.口呼吸になる

歯並びやかみ合わせが悪いと、常に口が開いた状態になり「口呼吸」になることが多いようです。口呼吸は見た目が悪いだけでなく、口の中が乾燥し虫歯もできやすくなってしまいます。

 

3.舌足らずなしゃべり方になる

上下の前歯の間に隙間ができてしまうことで、話している時に舌が出て、舌たらずな話し方になってしまうことも考えられます。特に、サ・タ・ラ行の発音がしにくくなり滑舌が悪い印象を与えてしまいます。

 

4.タコができる

指しゃぶりを長時間続けていると吸いダコができてしまいます。幼稚園や保育園に通い始めると、子ども自身、タコの存在を恥ずかしく感じてしまうかもしれません。

 

5.感染症にかかりやすくなる

手には、感染症を引き起こす菌がたくさん付いていることも。いつでもどこでも指しゃぶりをしてしまうお子さんは注意が必要です。外出先でも除菌シートなどで常に手を清潔にしておく習慣をつけておきましょう。

 

指しゃぶりをやめさせる時期

指しゃぶりは2~3歳くらいになると自然にやめれるお子さんもいます。集団生活の中で、「指しゃぶりは恥ずかしいこと」と認識できるようなってやめられるという場合も多いようです。

 

自然にやめられなくても、歯が乳歯のみの3歳くらいまでであれば永久歯の歯並びには影響しません。個人差はありますが、5歳を過ぎても指しゃぶりが続くと歯並びが悪くなる可能性があると言われています。ですから、3歳頃からやめさせるように働きかけをしていき、4歳頃までにやめられていれば問題はないでしょう。 

 

指しゃぶりをやめさせる方法

1.言葉で伝える

3歳頃になると、大人が言うことも理解できますし、我慢するということも少しずつできるようになってきます。癖をやめさせるのは容易なことではありません。大人も根気強く伝えていく必要があります。指しゃぶりをしている姿を見ても決して怒ることはせずに優しく諭してあげましょう。指しゃぶりの回数や時間が減ってきたら、たくさん褒めてあげて下さいね。

2.気をまぎらわせてあげる

お子さんが指しゃぶりをしていたら、話しかけたり遊びに誘ったりして気をまぎらわせてあげましょう。指を使う遊びをするのもおすすめです。

3.安心させてあげる

お子さんの不安な気持ちを和らげるために、たくさん話しかける、抱きしめてあげるといったことをしてみて下さい。指しゃぶりをする方の手をつないで一緒に寝てあげるのも良いですね。

4.対策グッズを使う

キャラクターの絆創膏

対策グッズを使う方法で一番手軽なのが、お子さんが好きなキャラクターの絆創膏を指につけてあげるというもの。絆創膏がついていることで、しゃぶりづらくなったり、キャラクターを見て心が落ち着いたりという効果があります。


 

マニキュア

口に入れると苦味を感じるマニキュアを塗ることで、だんだん指しゃぶりをやめられるようになります。「かむピタ」はオーガニック成分なので口に入れても大丈夫。消毒用アルコールやアルコール除菌シートなどで簡単に落とすことができるので、除光液を使う必要もありません。


 

スキンクリーム

こちらの「チュチュベビーバイバイスキンクリーム」は、苦味成分配合のクリームです。お子さんの指に塗ってあげることで指しゃぶりをやめれるようになります。

スキンクリームなので、荒れてしまった肌やママのバストケアにも使用できます。食品原料99%以上で作られた家族で安心て使える商品です。


 

手袋

手袋も対策グッズとしておすすめです。こちらの商品は全ての指を覆うものではないので、着脱も簡単、長時間つけても蒸れません。もちろん口に入れてしまっても安心な素材です。


 

矯正器

こちらは世界15か国で販売されている矯正器「ドクターサム」。指部分の隙間から空気が抜けることで上手く指を吸えなくなり、自然に指しゃぶりがやめられます。指しゃぶりが治る成功率は92%、ほとんどの場合2週間以内にやめれるそうです。1歳から使えるSサイズと7歳まで使えるLサイズがあります。


 

 

私の場合

実は私自身も、幼稚園の年中か年長の頃まで眠る時だけ指しゃぶりをしていました。指をしゃぶると不思議なくらいに安心感が得られたんです。止めなきゃいけないことも分かってはいましたが止められず、親に隠れて布団の中で吸っていました。その結果、左手の親指には大きな吸いダコが!それが恥ずかしくて人前では親指を隠しながら生活していた覚えがあります。小学生くらいには吸いダコはなくなっていましたが、今でもタコがあった部分の皮膚が他の部分よりも厚くなっていて感覚がありません。

 

現在お子さんの指しゃぶりで悩まれている方も、いつかはきっと終わりがくるはずです。叱ったり無理やりやめさせることはしないよう、あまり神経質になりすぎずに対応してあげて下さいね。