おしゃぶりはいつまで使う?メリットとデメリットは?
おしゃぶり使う?使わない?
街中でもおしゃぶりを使っている赤ちゃんをよく見かけますよね。ただ、おしゃぶりを使う、使わないの選択は親の方針次第であり、必ずしも使わなければいけないという物ではありません。おしゃぶりを使おうと思ってもペッと出してしまって全く受け付けない赤ちゃんもいるようです。
今回はおしゃぶりを使うことのメリットとデメリットや、いつまで使えるのか、おすすめ商品をご紹介していきます。
おしゃぶりを使うことのメリット
1.赤ちゃんを落ち着かせることができる
赤ちゃんには、口に入ってきた物に吸い付く「吸啜反射(きゅうてつはんしゃ)」が備わっています。赤ちゃんは、ママのおっぱいを飲むと落ち着くのと同じように、おしゃぶりをすることでも安心感を得ることができます。このため、おしゃぶりは赤ちゃんがぐずった時や寝かしつけの際に役立ちます。
赤ちゃんがなかなか泣き止まなかったり、寝てくれなかったりすると、パパやママのイライラやストレスも溜まってしまうものです。おしゃぶりは赤ちゃんだけでなくパパやママの気持ちも落ち着かせてくれる、育児のお助けアイテムです。外出先で赤ちゃんが泣き始めてしまった時などにも、大きな味方となってくれるでしょう。
2.鼻呼吸になる
おしゃぶりを使用することで口が閉じられ、自然に「鼻呼吸」になるという見解もあるようです。口呼吸は口内が乾燥し虫歯になりやすくなるとも言われているので、子どものうちから鼻呼吸を習慣づけておくのは大切なことです。
3.指しゃぶりをやめさせられる
指しゃぶりが癖になってしまっている子どもにおしゃぶりを与えることで、指しゃぶりをやめさせられる可能性があります。衛生面や見た目、やめやすさなどの観点からも、指しゃぶりよりも、おしゃぶりの方が良いという意見もあります。
おしゃぶりを使うことのデメリット
1.乳歯の歯並びやかみ合わせに影響する
おしゃぶりを長時間使用すると、出っ歯になったり、口を閉じた時に前歯や横の歯の間に隙間ができてしまう「開咬(かいこう)」という状態になったりすると言われています。そのため、おしゃぶりは、「長くても1日3時間程度の使用にする」「子どもが寝入ったらはずしてあげる」ということに注意して使用するようにしましょう。
2.親子のコミュ―ケーションが不足する
泣いたらすぐにおしゃぶりを使用していると、子どもがどうして泣いているのか、本当はどうしてほしいのかを考えることをしなくなってしまいます。「泣いたらおしゃぶり」ではなく、まずは、抱っこしたり触れ合ったりすることで、子どもの気持ちを汲み取り安心させてあげられるようにしましょう。
3.発語の機会を奪ってしまう
1歳を過ぎた頃から子どもは言葉をどんどん発するようになってきます。おしゃぶりで口が塞がった状態だと発語できなくなり、言語発達に遅れが生じる可能性も出てきてしまうようです。
4.やめさせるのが大変
子どものおしゃぶりへの依存度が高ければ高いほど、やめさせるのが大変になってきます。特に、「泣いたらすぐに使う」「寝かしつけの時はいつも使う」といった状態だと、完全にやめれるまで子どもも親も苦労してしまうかもしれません。
おしゃぶりをやめさせる時期
おしゃぶりは2歳頃までにやめさせるべきだという意見が多いようです。2歳を過ぎてもおしゃぶりを使用していると、歯並びやかみ合わせへの影響が大きくなっていきます。
やめさせる時は、
だんだん回数や時間を減らしていく
子どもに優しく言い聞かせる
おしゃぶりを欲しがった時は、とことん相手をして落ち着かせてあげる
といったことを意識してみて下さい。親もついつい、おしゃぶりを与えてしまいたくなるかもしれませんが、自分自身のことも甘やかさずに対応していきましょう。
おすすめおしゃぶり3選
NUK おしゃぶりジーニアス
抜群のフィット感で高評価を得ているNUKの「おしゃぶりジーニアス」。シンプルでおしゃれなデザインも人気の秘訣です。XS:0~2ヶ月、S:0~6ヶ月、M:6~18ヶ月、L:18~24ヶ月と4つの大きさがあります。
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チュチュベビー 蓄光デンティスター1
台座部分が暗い所で光るので、夜でもすぐに探し出せます。前歯への圧力が少なく、出っ歯になりにくい設計になっています。対象月齢は0ヶ月~6ヶ月頃です。
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フィリップス アヴェント ウルトラソフト
やさしくフィットする仕様で、アメリカの調査では96%の赤ちゃんがくわえてくれたそうです。 ケース付きで、簡単にレンジ消毒できるのも嬉しいポイントです。0~6ヶ月用と、6~18ヶ月用の2タイプがあります。
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おしゃぶりにはメリットもデメリットもあります。使う場合も、まずは子どもと向き合うことを大切にしながら上手に取り入れていきましょう!