【毒親回顧録】心療内科の先生の言葉
心療内科へ
体調不良の日々がが続き、診療内科を受診することにした私。
心療内科ではチェックシートも使い、生い立ちから含め細かくカウンセリングされました。私はドキドキしながら、両親との関係や仕事のストレスのことを話しました。
先生は「うん、うん」と穏やかな表情で私の話を丁寧に聞いて下さいました。思えば私は他人に両親のことを詳しく語ったことはなかったのです。仕事のことを話すのは容易でしたが、両親のことは言葉につまりながら話すのがやっとでした。
もちろん両親のことを全て話せたわけではありません。しかし、初めて他人に打ち明けられたことで少し心が軽くなりました。
先生からの言葉
先生は「辛かったですね。今までよく頑張ってきましたね。」と優しい言葉をかけて下さいました。
また、両親のことに関して「親子でも他人なのだから好き嫌いはある。○○さんのように酷いことをされてきたのなら嫌いだと思っても当然だし、無理に良い関係を築こうとする必要もない。」というようなことを仰っていました。
私は元カレに「どんな親であっても大切にしなければいけない。」と言われてから、両親との関係に思い悩んでいたのです。
両親のことを大切にできない私のことを、元カレは「冷たい」「欠陥だらけの人間」と言ったこともあります。自分でもその自覚はありますが、両親に歩み寄ることはどうしてもできずにいたのです。
心療内科の先生の言葉で私はとても救われました。自分の生き方や考え方を認めてもらえた、間違っていなかったと思えました。先生からの言葉はそれほど私の心に響く嬉しいものでした。
心療内科を予約するまでは、少し受診をためらっている自分がいました。精神的に弱っていると認められたくなかったのだと思います。しかし、実際に受診してみて心療内科に対する印象も変わりましたし、何より心がとても楽になりました。この時の受診が自分の人生においてターニングポイントのようにもなったと思っています。