食費の平均は?食費の節約・抑え方7選
節約にはまずは食費の見直しを
家計の中で大きな割合を占める「食費」。家賃や住宅ローン、教育費なども支出額としては大きいですが、これらはなかなか減らせるものではありません。家計の支出を減らしたいと考えた時にいちばん節約しやすいのは食費なのではないでしょうか。
食費の平均は?
2018年発表の総務省のデータによると、各世帯の食費の平均は以下の通り。
単身世帯 月平均40,026円(外食10,653円、酒類1,704円を含む)
総世帯(平均2.33人) 月平均62,819円(外食11,724円、酒類2,667円を含む)
2人以上の世帯(平均2.98人) 月平均73,977円(外食12,247円、酒類3,138円を含む)
ここから、外食費・酒類代を引いたものがになります。
単身世帯 月平均27,669円
総世帯 月平均48,428円
2人以上の世帯 月平均58,592円
平均から比べて食費が大きく上回っている家庭は、食費を節約していく必要があるかもしれません。
エンゲル係数を計算してみよう
エンゲル係数とは、家計の消費支出に占める飲食費の割合のことです。エンゲル係数が低いほど生活水準は高いと言うことができます。
エンゲル係数の計算式はこちら。
エンゲル係数(%)= 食料費÷消費支出×100
「消費支出」というのは、収入から税金や社会保障費、貯蓄額などを引いたもののことです。つまり日々の消費のために使う費用です。エンゲル係数の平均は25%程度といわれています。エンゲル係数は20%くらいを目指すと良いという見解もあるようなので、エンゲル係数が高い家庭は、収入と食費のバランスを見直してみましょう。
食費を節約する方法
1.まとめ買いをし買い物の回数を減らす
数日分の献立を決めてまとめ買いすることで、こまめに買い物するよりも余分なものを買う機会を減らすことができます。
ネットスーパーの利用もまとめ買いに便利です。店舗で買い物するよりも余計なものを買わずにすみますし、合計額を確認しながら購入できるというメリットもあります。
2.家計簿をつける
基本的なことですが、家計簿をつけることは節約にはかなり有効です。面倒に感じるかもしれませんが、最近ではアプリなどを使って簡単に記録することができます。細かくつけようとは思わずに、大まかに、でも支出があった日には必ずつけていくことが続ける秘訣です。家計の「ムダ」が見えてくるはずです。
3.一週間の食費を決める
一週間分の食費をあらかじめ決めて、その中でやりくりするようにすると、ムダな出費を抑えられます。一日分の食費を決めてしまうと、がんじがらめになって上手くいかないこともあるので、一週間分で設定して調整しながら買い物すると負担も少なくなるでしょう。
4.食品ロスをなくす
食品を必要以上に買って使い切れなったり、料理を作って食べきれなかったりということは、お金を捨てているようなものです。「ストックを把握した上で買い物する」「食品の適切な保存方法を知る」「冷凍保存を活用する」「残った料理はアレンジする」といったことを意識するようにしましょう。
5.外食やお惣菜を買う回数を減らす
毎日料理を作ることはとても大変なことですよね。外食やお惣菜を利用することは時短や息抜きにもなって良いですが、回数が多いと知らず知らずのうちにけっこうな出費になっていることも。外食は月何回まで、お惣菜を買うのはこの曜日だけなどと決めておくと良いかもしれません。
6.コンビニに行く回数を減らす
ついつち立ち寄り、ついつい色々なものを買ってしまうコンビニ。甘い誘惑が多く余計なものを買ってしまいがちですので、よく考えてから行くようにしましょう。
7.セールを利用する
広告などもチェックしながらセールを上手く利用して買い物しましょう。しかし、セールだからと言って買い過ぎるのはNGです。あくまでも「必要なものを必要な分だけ」です。
我が家は食費が多いことが悩みで、節約実践中です。節約は大変ではありますが、食費が減ってきていると実感できると結構嬉しいものです。みなさんも是非気負わず楽しみながら節約を実行してみてください。